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加齢性黄斑変性症

加齢性黄斑変性症とは?

欧米で多く見られる病気で、日本ではあまり見聞きしたことがない人も多い病気のひとつです。ただ、最近は日本でも高齢化社会にともなって増えており、近い将来、失明原因の第一位になる可能性が高いといわれています。

 

加齢性黄斑変性症

 

眼には、光を感じる視細胞があります。視細胞は、網膜の中心部に密集しており、周辺ではまばらに存在している細胞です。この視細胞が密集している網膜の中心部が「黄斑」で、視力や色の識別などにもかかわりが深いことから、ものを見るうえでとても重要な働きをする場所とされています。

しかし、黄斑はなんらかのダメージを受けて組織構造が壊れ、変化することがあります。それが黄斑変性で、加齢が原因の黄斑変性を「加齢性黄斑変性症」と呼んでいます。加齢性黄斑変性症は、新生血管という異常な血管が関係する「滲出型」と加齢変化が強く関係する「萎縮型」の2種類があります。

加齢性黄斑変性症の原因

加齢が関係していることから、黄斑や網膜色素上皮細胞の老化が主な原因とされています。ただ、加齢だけではなく高血圧や心血管疾患などの全身疾患や遺伝、喫煙などの関与も指摘されています。また、食生活を中心とするライフスタイルの欧米化や眼が光の刺激を受けやすい環境が増えたこともひとつの原因と考えられています。

患者数は女性よりも男性の割合が多く、発症率は約3倍で、男性は80歳代前半、女性は75歳~89歳がピークといわれています。ピークの年齢層から日本での発症数の増加は、平均寿命の増加も大きく関係しているといえるでしょう。

萎縮型の加齢性黄斑変性症

網膜の下には、網膜が正しく働けるようサポートをする網膜色素上皮といわれる層があります。網膜色素上皮は、加齢にともなって徐々に衰えて縮むとされています。この網膜色素上皮の萎縮が要因となるのが萎縮型といわれています。

主な症状とは?

症状としては視力低下があげられます。しかし、萎縮型は進行が遅く、視力の低下もゆっくりと進むのが特徴で、網膜の萎縮が中心窩に及んでいなければ視力は良好なケースが多いといわれています。ただ、滲出型に移行する可能性があり、滲出型になると急激な視力低下をまねくことがあります。

治療法はある?

研究が進められていますが、今のところ萎縮型に有効とされる方法がなく、発症すると視力の回復は難しいとされています。

 

滲出型の加齢性黄斑変性症

脈絡膜新生血管といわれる異常な新しい血管が網膜に栄養を送る脈絡膜に生えることが要因で起こるタイプが滲出型とされています。脈絡膜新生血管は、健康な網膜にはない血管で正常な血管よりもダメージを受けやすく、血液成分の漏出や出血が起こりやすいといわれています。

どのような症状が現れる?

代表的な症状としては、視力低下、変視症、中心暗点、色覚異常などがあげられます。変視症とは、網膜の腫れや老廃物の蓄積によって網膜がゆがみ、ものもゆがんで見える症状とされています。黄斑部が障害されていても黄斑部の周辺に異常がないため、ものも中央がゆがんでその周りは正常な見え方をするのが特徴です。症状が進むと真ん中が見えなくなる中心暗点、色の識別ができなくなる色覚異常を引き起こすといわれています。病状の進行は萎縮型と違って早く進み、急激な視力低下が起こりやすいです。症状も早期から現れやすいといわれています。

具体的な治療法とは?

滲出型の場合、萎縮型と違っていくつかの治療法がありますが、正常な視力に戻るわけではなく、脈絡膜新生血管を沈静化させることが目的とされています。代表的なのが新生血管を成長させる物質の「VEGF(血管内皮増殖因子(けっかんないひぞうしょくいんし))」の働きを抑えるVEGF阻害剤を用いた治療が一般的です。治療によって視力の改善を感じる人もいますが、ほとんどの場合が視力の低下を抑えるだけで視力の回復は期待できないとされています。ただ、病気の進行を抑えるのには有効とされています。

 

加齢性黄斑変性症の原因

加齢が関係していることから、黄斑や網膜色素上皮細胞の老化が主な原因とされています。ただ、加齢だけではなく高血圧や心血管疾患などの全身疾患や遺伝、喫煙などの関与も指摘されています。また、食生活を中心とするライフスタイルの欧米化や眼が光の刺激を受けやすい環境が増えたこともひとつの原因と考えられています。

患者数は女性よりも男性の割合が多く、発症率は約3倍で、男性は80歳代前半、女性は75歳~89歳がピークといわれています。ピークの年齢層から日本での発症数の増加は、平均寿命の増加も大きく関係しているといえるでしょう。

正しく診断するための検査

加齢性黄斑変性症は、所見だけでは判断が難しいため眼科での詳しい検査が必要です。目の病気でも行われる視力検査はもちろん、網膜の状態が詳しくわかる眼底検査、静脈に造影剤を注射して新生血管などの異常を調べられる造影検査などがあります。また、網膜の断面が確認できるOCT(光干渉断層計)検査で網膜の深い層やむくみを見ることもあります。

 

セルフチェックは可能?

症状の進行を抑えるためには、早期発見・早期治療が大切です。自分でチェックする方法をご紹介します。

 

<アムスラーチャートを使ったチェック方法>

1.アムスラーチャートといわれる格子状の表を用意します。

2.表から30cm程度離れ、片目ずつアムスラーチャートを見ましょう。

加齢性黄斑変性症を発症していると真ん中がゆがんで見えるといわれています。中心が見えにくかったり、欠けている部分があったりする場合も加齢性黄斑変性症の可能性が考えられますので、早めに病院を受診しましょう。

 

アムスラーチャート

加齢性黄斑変性症の治療で行う手術の種類と方法

現代医学では、新生血管を沈静化させる治療がメインとなっています。そのため、「萎縮型」の場合、特別な治療は行われず、「滲出型」に移行していないかを定期的に経過観察するケースがほとんどです。症状が進行してしまったら点眼薬や内服薬を用いて進行を抑えることもあります。重症例の場合は、状態に応じて外科的治療が検討されます。

抗VEGF療法

抗VEGF療法は、新生血管の成長を促しているVEGFという物質にアプローチする治療法です。新生血管の増殖や成長を遅らせる効果が期待できます。

光凝固法や光線力学療法

レーザーなどを使った黄斑のダメージを広めないための外科的治療もあります。光に反応する特殊な薬剤を注入して、網膜の新生血管に到達したときにレーザーの光を当てて焼き固めるのが「光凝固法」で、新生血管を破壊するのが「光線力学療法」です。

加齢性黄斑変性症の予防と注意点

 

サプリ

 

現代医学では、加齢性黄斑変性症には亜鉛の血中濃度の低下が関係しているといわれています。これは、穀物や貝類などの亜鉛を多く含む食品の摂取量が少ないというだけではなく、加齢によって腸の亜鉛を吸収する機能が低下することも要因と考えられているためです。したがって、サプリメントなどをうまく活用して亜鉛不足を防ぐことが加齢性黄斑変性症の重要な予防ポイントになります。

 

東洋医学における加齢性黄斑変性症の原因と症状

目は五臓六腑の肝が関連すると考えられている東洋医学では、肝の機能低下や障害が眼の疾患を引き起こすとされています。また、肝腎同源という考えもあり、腎も加齢性黄斑変性症を引き起こす原因と考えられています。

肝は、肝臓としての働きだけではなく、自律神経系や気の流れのコントロールなどの役割や血の貯蔵や調節の蔵血(ぞうけつ)作用があるといわれています。なかでも血は、生命活動を維持するうえで欠かせない基本物質のひとつで、不足すると肝血虚(かんけつきょ)を引き起こし、栄養が行き渡らなくなるため目の機能低下をまねくと考えられています。

肝血の不足によって見られる眼症状としては、目の乾燥やかすみ、しょぼしょぼした感じなどです。手足のしびれや皮膚の乾燥、筋力の低下などの全身症状をともなうケースもあります。また、肝の状態は爪に現れるといわれています。肝血虚になると、爪のツヤがなくなったり薄くなったりするといわれているため、爪の状態にも注目しましょう。

腎には、「精」という発育や成長、生殖といった生命活動の基礎となる腎精が蓄えられる蔵精作用がありますが、加齢とともに急激に衰えるといわれており、加齢性黄斑変性症を引き起こす原因のひとつとされています。腎精は、肝血と同じで生命活動の維持には欠かせない物質で、肝血と相互に協力し合う関係にあると考えられています。つまり、腎が不調なら肝に影響し、肝が不調のときは腎に影響するということです。したがって、腎の機能が低下すると肝と同じ目の乾燥かすみ目などの症状が起きるとされています。また、腎精の不足が生殖機能にも影響することから、生殖に関するホルモンが乱れてしまい、女性の場合は月経不順などの症状をともなうこともあります。

加齢性黄斑変性症の治療方法

東洋医学では、肝やお血、腎を補う働きのある漢方薬で体質を改善していく治療が加齢性黄斑変性症に有効と考えられています。「杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)」には、腎を補う作用があり、肝にもアプローチするため加齢性黄斑変性症の治療によく用いられます。お血が見られる場合、血液の流れを改善する効果が期待できる「冠元顆粒(かんげんかりゅう)」などで改善していきます。

現在医学では、ビタミンや亜鉛、抗酸化物質が加齢性黄斑変性症の症状の進行予防に有効といわれています。漢方薬での治療に加え、それらの栄養を食事から摂取したり、サプリメントなどを併用したりするのもおすすめです。

日常生活に注意して加齢性黄斑変性症を予防

肝や腎の機能低下が原因と考えられているため、東洋医学的にはそれらを維持させることで加齢性黄斑変性症を予防できるといわれています。

東洋医学では、肝の血が十分に貯蔵でき、必要に応じて正しく調節できれば、目に必要な栄養が行き渡り、よく見えるようになると考えます。血の不足や血液量の調節を乱して肝の働きや蔵血作用を低下させる、日常生活におけるストレスや栄養不足を改善することが重要となるのです。

まず、趣味や運動などでストレスを上手に発散し、バランスのよい食事を心がけるようにしましょう。また、気の乱れが肝に影響することもあるため、気の流れを保つことも大事といわれています。気を乱すストレスをうまく発散して、肝を整えることを意識しましょう。

 

ブルーベリー

 

症状によっては、積極的に摂取したい食材もあります。目のかすみや乾きを感じる場合、肝の働きをサポートする働きのあるクコの実やブルーベリーがおすすすめです。月経不順では、腎の機能低下の可能性もありますが、血の不足によって起こっている場合もあるため、レバーやひじきを摂って血を補うのも有効とされています。手足のしびれが見られるケースでは、亜鉛が豊富なあさりやはまぐりなどの貝類を摂るようにしましょう。

 

腎については、ちょっとしたことを意識するだけで守ることができるといわれています。腎は腰にあるとされているため、腰まわりが冷えないようにすることも大切です。また、お辞儀をするようにして腰の曲げ伸ばしをして鍛えるのも腎を守るのに有効とされています。腎の機能低下が見られる場合、足の指を曲げたときにできる足裏の「人」字状の交点のくぼみにあるツボを刺激するのもおすすめです。「湧泉(ゆうせん)」といわれるツボで、腎に効くといわれています。

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