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眼瞼下垂の症例

眼瞼下垂の鍼灸治療<改善報告集>
眼瞼下垂症例
★解説イラストは裸モデルを使用していますが、治療の際は患者着を着用します。
 

症例1

患者

男性 60代

来院

2017年3月

症状と来院理由

2ヶ月前から両目上まぶたに何かのっかっているような重だるさを感じていたが、日に日に強くなり来院時は、目を開けてるのが辛く閉じていたいぐらい上まぶたが重い。眼瞼下垂のような症状であるが病院には行っていないので、正確な診断名は不明である。首に関しては、元々首肩コリがあり、いつの間にか首が周りづらくなっていた。農家の仕事をしているので、トラクターの運転でバックの時、首が回らず後ろを向くのが辛く仕事に影響がでている。これだけ症状がでているが、ほぼ毎日のように仕事があるため病院に行けなかった。同居している娘さんが心配になり、たまたま通りがかった時に、当院の看板を見てホームページで目の疾患に力を入れていることを知り来院した。

まぶたの重だるさ、首の痛み

治療内容と経過

<1回目>

まぶたの反応(症状)は「脾」が関係している。脾の反応が出る、ヘソの上とふくらはぎを触診する硬くて圧痛がある。関連する足のツボに鍼をしたところ、ふくらはぎの痛みがなくなり、お腹の硬さも少し緩んだ。残りの硬さをとるため、足の指先を見ると爪の付け根の端が赤黒く(瘀血が溜まっているため血流が悪くなっている状態)なっているため刺絡を行った。お腹の硬さがなくなり押されても痛みがない。この時点でまぶたの重だるさが少し軽くなった。首の痛みに対しては足首のツボに鍼をした。「首のつまった感じがスーっと抜けた感じがする」とのこと。

<2回目>

前回の治療後、まぶたが軽くなり目を楽に開けられる時間が長くなったとのこと。前回同様の治療を行う。首のコリは数日良かったが、徐々に戻ってきた。首の前にある筋肉が緊張していたので、関連する手と足のツボに鍼をしたところ緊張が緩み、首が動かしやすくなった。

<3・4回目>

トラクターの運転でバックする時、後ろを振り向くのが楽になったとのこと。目の重だるさは初診時に比べ半分以下に。前回と同様の治療。

<5回目>

まぶたが軽くなり、まぶたが挙げやすくなったため目が大きく見える。首のコリ、動きも改善したため治療を終了した。

 

通院の間隔

1回目〜5回目 週に1回

同時に治療した症状

首の痛み

使用した主なツボ

公孫RL 隠白L 曲池RL 行間RL 太谿RL 脾兪Rなど

まとめ

まぶたが重だるく目が開けずらいは脾が関連している。本人の自覚はなかったが、目が開けずらいということは、視野が狭くなっているため、目の疲れで首に影響がでていた可能性もある。

治療は内臓の働きを調整しつつ、首の筋肉の緊張を緩める治療を中心に行った。まぶたの重だるさがなくなり、結果的に目が開けやすくなったため視野も広がり、首のコリも解消できた症例である。

 

※この症例は頚肩腕症候群・肩こりの症例1と同じです。

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